フランスを代表するもう一つのブランドLelièvre ルリエーブルと300年以上の歴史を誇るTassinari & Chatel タシナリ・エ・シャテルのご紹介です。
Jean Paul Gaultierとのコラボレーションもあります。
ルリエーブルもフランスらしいエレガントなものからシックなものまでとても洗練された品揃えのブランドですが、今回は傘下のブランド、なんと1680年創業のTassinari & Chatelのアーカイブが納められている部屋と生地を特別に拝見させて頂きました。とっても貴重な生地ばかりでかなり緊張!!美術館クラスです!

この奥に・・・
遂に、遂に入りました!! ドキドキです。
赤い箱には過去の歴史的なアーカイブ生地が沢山納められています。
やはり日本文化の影響も多く見られ、そしてフランスの優美なデザインと色使いにより作りだされた数々の織物たち!圧巻・・
息を呑むほど・・というより息をするのを忘れてしまうほど。これらを間近に見ることができるなんて最高の幸せです!!!!
そして、更に更にお宝が!!!!!!!!!!!
これはあのマリー・アントワネットが使用した生地なのです!年齢と共に変化する好みのデザインが見て取れます。画面右から結婚当初、中央はフランスでの生活も中盤に差し掛かる頃でしょうか、デザインは四大陸を描いたもの。画面左はアントワネットが後期に愛した生地。当時の生地をこんなに間近で見れるなんて!!華やかな暮らしをしていた頃のマリー・アントワネット。その後フランス革命へ。。
Tassinari & Chatelはベルサイユ宮殿を始め、ヨーロッパの多くの宮殿等に使用されています。
恐らく当時は、リヨンで織ってはベルサイユ宮殿まで確認のため何度も何度も往復したことでしょう。様々なブランド、職人たちが丹精込めて造り上げたであろう品々が運び込まれた宮殿・・。このほんの一時で、当時にタイムスリップしたかのような、それはそれは幸せな時間でした。
そして!驚くことに!!多くのデザインは今でも再現されており、所蔵しているデザインから好みのものを選び、お好きな色で織りあげてもらえるカスタムメイドオーダーが出来るのです!!皆様のご家庭でもご使用いただけるのです。是非オーダーしてみてください(^_-)-☆
ルネッサンス、リージェンシー、ルイ16世時代・・・と年代別の展示です。
カーテンの中では高額な部類に入りますが、これだけの歴史と伝統を誇るファブリックスが手軽にご家庭で利用できるのはむしろ安いというのは言い過ぎでしょうか!?
ちょっと頭がクラクラしながらショールームを後にしました。